2004年12月31日

Fedora core 3でIntel PRO/Wireless 2915ABGを使う

Fedora core 3をインストールしたPanasonicレッツノートCF-W2で、内蔵無線LANデバイスを使うための作業とその周辺コマンドについてまとめる。内蔵されている無線LANデバイスは、Intel PRO/Wireless 2915ABG Network Connectionである。

1.デバイスドライバの取得

Fedora core 3には、Intel PRO/Wireless 2915ABG Network Connection用のデバイスドライバが付属していない。そこで、デバイスドライバとファームウェアをIntel PRO/Wireless 2200BG Driver for Linuxから取得する。今回取得したファイルは、次の2つ。
ipw2200-0.19.tgz
ipw2200-fw-2.2.tgz

なお、このデバイスドライバを使うための要件は次の通り、既に満たされていた。
Fedora core 3のカーネルは2.6.9である。
$ uname -r
2.6.9-1.667
Wireless Extensions (v16) and Tools (v27-pre23)は次のコマンドで確認。
$ /sbin/iwconfig --version
iwconfig Wireless-Tools version 27
Compatible with Wireless Extension v11 to v17.
Kernel Currently compiled with Wireless Extension v16.

RPM形式でも配付されている。こっちのほうが便利だったかも。
http://atrpms.net/name/ipw2200/
http://atrpms.net/dist/common/ipw2200-firmware/

2.デバイスドライバのインストール

次のコマンドを実行。コンパイル途中で,Warningはでたが,errorはでなかった。
$ tar xvfz ipw2200-0.19.tgz
$ cd ipw2200-0.19
$ make
$ su
# make install

3. ファームウェアのインストール

次のコマンドを実行。
$ tar xvfz ipw2200-fw-2.2.tgz
$ grep DIR /etc/hotplug/firmware.agent
ここでファームウェアのインストール先を確認する。
$ su
# cp *.fw /lib/firmware

なお、配布元の解説にあるが、このファームウェアはOSの起動ごとに展開されるもので、バードウェアのフラッシュROMに書きこまれものではなく、他のOSでの動作に影響を及ぼすものではない。

4. デバイスの有効化

次のコマンドを実行して、カーネルにモジュールを組みこむ。
# modprobe ipw2200

また、OSを再起動すると、起動時にデバイスが自動認識された。

5. 無線LANネットワークの設定

system-config-networkを使うと、GUIで簡単に設定できる。
私の環境では、次のように設定すると、うまく接続できた。
モード:Auto
SSID:MEET_JOE_BLACK (iwlist eth1 scanで参照可能)
チャンネル:2 (iwlist eth1 scanで参照可能)
発信レート:Auto
鍵:秘密の文字列

しかし、起動時に次のようなエラーメッセージがでる。
Error for wireless request "Set Bit Rate" (8B20) :
SET failed on device eth1 ; Operation not supported.
現時点で、発信レートの指定機能がサポートされていないのが原因のようだ。設定ファイルifcfg-eth1からRATEの項目を手動で削除すると出なくなった。
参考:
Bug 424 - Data rate setting not supported


Re: Problem with ipw2200 on Fedora Core 2

また、OS起動時にうまくインターフェースが立ち上がらない症状があらわれた。
/var/log/messageには次のようなエラーログが残っていた。
Dec 31 21:19:37 localhost kernel: ipw2200: ipw-2.2-boot.fw load failed: Reason -2
Dec 31 21:19:37 localhost kernel: ipw2200: Unable to load firmware: 0xFFFFFFFE
Dec 31 21:19:37 localhost kernel: ipw2200: Failed to up device
Dec 31 21:19:37 localhost kernel: ipw2200: No space for Tx
Dec 31 21:19:37 localhost kernel: ipw2200: failed to send SCAN_REQUEST_EXT command

そこで、設定をデバイス自動認識時の状態に戻すことでこれらの問題を回避することができた。またWEPキーも手動で設定した。
結局、次のようにファイルを作成して、特に問題なく無線LANを使えるようになった。

# cat /etc/sysconfig/networking/devices/ifcfg-eth1
DEVICE=eth1
ONBOOT=yes
BOOTPROTO=dhcp
HWADDR=00:0E:35:96:0E:7E

# cat /etc/sysconfig/networking/devices/keys-eth1
KEY=s:1234567890123
(ここで1234567890123の文字列はWEPキー)

6. 周辺ツールについて

/etc/sysconfig/networking/devices
ネットワークインターフェースの設定ファイルがあるディレクトリ

/lib/modules/2.6.9-1.667/build/include/linux/autoconf.h
カーネルのコンフィグレーションオプションが確認できるファイル

# iwlist eth1 scan
無線LANインターフェースから確認できる基地局の情報を取得する

# iwconfig eth1
無線LANに関連するインターフェースの設定情報を取得する
この他に、iwconfigを使って無線LANインターフェースの様々な設定ができる

# ifconfig eth1
有線と無線に共通したインターフェースの設定情報を取得する

# ifup eth1
# ifdown eth1
インターフェースeth1の状態をそれぞれ起動と休止に変える

# up2date
インストールされているRPMを最新のバージョンに更新する
この作業の過程で次のようなアップデートを行ってみた。
udev-039-8.FC3 -> udev-039-10.FC3.6
kernel-2.6.9-1.667 -> kernel-2.6.9-1.681_FC3
hotplug-2004_04_01-6 -> hotplug-2004_04_01-8
wireless-tools-27-0.pre25.2 -> wireless-tools-27-0.pre25.3

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